オダマキ

オダマキ





花言葉
 断固として勝つ、勝利の誓い。
 分かれた恋人(紫)
 必ず手に入れる(赤)

・開花時期 4月〜5月ぐらい。

・管理方法
 土の乾き具合に注意、強い乾燥は苦手。
 オダマキは水を好む草花なので、水切れには注意し一年を通して土の表面が乾いたら与えるようにします。花壇ではあまり雨が降らないようなら与えます。
 乾燥すると、ハダニが発生しやすいので庭植えの場合は、株元の乾燥防止対策が必要。
 タネをまいてふやす、株分けはやりづらい
 オダマキは自然交雑しやすく、色々な種類のオダマキを育てていると違う種同士が交わってタネができることがあります。

 オダマキは春に種まきして、開花するのは翌年の春になる。
 日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。
 初春に開花株を購入した場合は、室内の日当たりのよい窓辺などで育て、4月になったら戸外の日当たりのよい場所で育てます。
 オダマキは日当たりを好みますが、反面、真夏の日差しは強すぎるので、夏は午前中の弱い日光に当たるぐらいの風通しのよい所で育てます。また、夏の暑さで弱ることがあるので、夏は、風通しの良い明るい日陰で育てるのが良いいでしょう。
 その為、直射日光の一日中当たるベランダなどは適しません。
 冬は、葉が枯れて、根の状態で冬を越します。できれば用土は乾かさないようにします。ただし、土が凍ってしまうと冬越しできない可能性がありますで、土が凍るような、寒冷地では腐葉土や敷きワラなどをかぶせると冬越ししやすくなります。
 生育旺盛で根もよく張ります。鉢植えの場合は1〜2年に1度植え替えどきです。
 オダマキ宿根草で庭では自然と毎年花を咲かせますが、数年すると徐々によい花が咲かなくなるので、定期的に種まきから育てなおした方がいいようです。

・特徴
 オダマキは、キンポウゲ科の属の一つです。
 「小田巻」とも書きます。
 紡いだ糸をく糸車の名前でもあり、オダマキの花の形がこの糸車に似ていることからも付けられたとされています。
 イギリスやフランスでは、ライオンソウとも呼ばれ、オダマキの葉がライオンの歯に似ていることからつけられたようです。
 ラテン名のアキレギアやアクイレギアと呼ばれることもあります。
 アメリカのコロラド州の州花でもあります。
英語名のコランバインは、つぼみの 形が鳩(同名)に似ていることからついたそうです。
 根出葉は普通2回三出複葉で細かく分かれ、先端には丸っこい小葉がつきます。
 茎が高く伸びるものでは、やや小型の茎葉が出ます。
 全草が有毒ですが、人がこの葉をこすりつけると勇気が出るとも言われています。
 色はいろいろあるが、スタンダードな花の色は、青紫です。
オダマキの花の名前は「苧(お)」という繊維を、中を空洞にして丸く巻き付けたもの(苧玉(おだま))に 花の形が似ているところから。
”苧(お)、玉(たま)、巻き(まき)”が 「苧環」という漢字で「おだまき」と呼ばれるようになった。
 オダマキは元来は機織りの際に麻糸をまいたもののことで、花の形からの連想です。
 日本、アジア、ヨーロッパに約70種くらい自生しています。
 日本のものは山野草として愛好されるています。
 一方、外国産のものには品種改良が行われ、園芸植物として広く市場に出回っているものがあります。
 日本にはヤマオダマキミヤマオダマキの2種が山地から高山にかけて分布しています。
 ミヤマオダマキ山野草として栽培されます。
 花の外側の花弁のようなものは、じつは花弁ではなく萼です。
 花弁はその内側にあって、ややまとまって筒状になります。
 花弁の基部からは角状の距が伸び、萼の間から突き出ます。
 夏は暑さでやや生育が鈍りますが、秋に涼しくなると再び生長します。晩秋には茎葉が枯れて冬は根の状態で越します。
 オダマキは、毎年花を咲かせる多年草ですが、比較的寿命は短く3〜4年育てていると老化で元気がなくなってきます。